国家資格は、国から認められた信頼性の高い資格です。資格によっては、所持しているだけで、ライフスタイルの変化に関わらず安定して働き続けることが可能になります。しかし、そんな国家資格の勉強をはじめたとしても、何度も参考書を読んで暗記したくても知識が身につかず、勉強が追いつかないケースは往々にしてあります。
そんな人に伝えたいのが、国家試験対策で大事なのは参考書ではなく、過去問題集だということ。参考書を少しずつ進める場合、全部読み終わるまでに数ヶ月〜半年かかるケースは少なくありません。しかし、それだけでは問題を解いた回数が圧倒的に足りません。また、参考書を読み終えて過去問を解こうとしたとしても、数ヶ月〜半年前に勉強した内容などうろ覚え状態です。問題を解こうとしても、ほとんど覚えておらず、また参考書に戻るというループを繰り返してしまいます。それはとても非効率的であり、仕事に忙しい社会人が、合格目標点に到達することは難しくなるでしょう。
大事なのは何度も繰り返しますが、過去問題集を解くことです。参考書は2〜3週間くらいで読破するようにしましょう。もちろん短期間で内容を理解するのは無理難題です。もちろん全部を理解する必要はありません。大雑把に内容を把握し、どの分野に試験は分かれているのか、暗記はどの程度必要なのかを確認しておけば大丈夫です。
その後、とりあえず問題集を1周させるようにしましょう。もちろんこの段階では1〜2割解ければ良い方です。分からなかったところは参考書に戻って、その部分だけを勉強する、そしてまた問題集を解く、をひたらすら繰り返すのです。これを5回以上繰り返していれば、ある程度の問題傾向を理解できるようになり、いずれ試験の合格目標点を達成するようになります。